中国石油化工股フェン有限公司(中石化)は25日、2011年の年度報告を発表した。中国の企業会計の準則に基づくと、同公司の11年の株主帰属純利益は716億9700万元、1株あたりの純利益は0.827元で、前年比1.4%の小幅増となった。新華社のウェブサイト「新華網」が伝えた。
国際的に通行する財務報告の準則に基づくと、同公司の11年の株主帰属利益は732億2500万元、1株あたりの純利益は0.845元で、前年比2.0%の増加となる。理事会は期末配当を0.20元とするよう提案しており、すでに行われた中間配当の0.10元と合わせると、通年の配当は1株あたり0.30元になる。
年度報告によると、11年の生産量は石油換算バレルで4億800万バレルに達し、前年比1.6%増加した。うち原油生産量は3億2200万バレルで同1.9%減少し、天然ガス生産量は5170億7千万立方フィートで同17.1%増加した。原油と天然ガスの価格が上昇し、天然ガスの販売量が増えたため、11年の探査・開発業務における収益は716億元に上り、同51.9%増加した。
年度報告によると、11年の国内での製品油の販売量は1億5100万トンで同7.6%増加した。非石油製品の営業利益は82億6千万元で同44.2%増加した。エチレンの生産量は989万4千トンで同9.2%増加し、化学工業製品の販売量は5080万トンに達した。
「人民網日本語版」2012年3月26日