◆日本の地価の下落率が最大
2001-2011年、G8のうち、日本、ドイツ、米国の地価が下落した。うち日本が最大の30%減となり、アイルランドが23%減、ドイツが17%減で続いた。
金融危機発生前、地価の上昇率が最も高かった国家は、金融危機発生後に暴落に見舞われた。2001-2007年に地価が最も高騰した6カ国・地域のうち、4カ国の地価が2007年以降に暴落に見舞われた。これは過去10年間の世界地価の栄枯盛衰を示すデータと言える。
同報告書はリトアニアを例に挙げた。リトアニアは2001-2007年に地価が最も高騰した国家であったが、2007年以降の下落率も最大となり、それぞれ330%増、59%減に達した。英国にも同様の傾向が見られる。
しかしインドは例外で、金融危機発生前・発生後の上昇率が、世界トップクラスとなった。金融危機発生後、地価上昇率が最も高かったのは香港で、66%に達した。
「人民網日本語版」2012年3月29日