船舶市場の不景気が続いたことにより、新規造船起工量が不足する現象が一般的となり、多くの造船企業が赤字或いは業績下降の「泥沼」状態に陥っており、業界全体の工業生産額の増加幅の減速を招いた。今年1-2月、一定規模以上(国有企業と年商500万元以上の国有企業)船舶工業企業は1618社、工業生産額は前年同期比9.7%増の1101億元で、増加幅は10ポイント以上の減速となった。
注目に値するのは、船舶製造、船舶修理などの分野が低迷しているものの、政策支援を受けている海洋工学設備製造分野は好調な発展傾向が表れていることだ。今年1-2月、海洋工学設備製造分野の生産総額は前年同期比13.5%増の29億6000万元、輸出納品額は同76.8%増の5億1000万元だった。
「中国証券報」より 2012年4月9日