日本の財務省が9日に公表した統計によると、中国は2月に日本の短期債を大量に買い越し、単月ベースでは持分が1年半の最大規模に達した。
統計によると、中国は2月に6510億円相当の日本の短期債を買い越し、単月ベースでは持分が2010年5月以来の最大規模となった。また、中国は同月、2688億円相当の日本の中長期債を売り越した。
みずほインべスターズ証券の井上明彦チーフストラテジストは、中国が日本の短期債を買い越したのは、価格が比較的低いと考えているためだと分析。井上氏によると、日本銀行が2月に追加緩和を実施してから、円安の動きが目立つ。
3月15日の円の対米ドル為替相場は一時1ドル84.18円まで下がり、2011年4月13日以来の最安値となった。今年2月、円は主要16通貨すべてに対して下落。日本の10年物国債の利回りは今年に入って2ベーシスポイント低下した。
中国人民銀行が公表した統計によると、中国の外貨準備残高は3兆1800億ドルで、ピークとなった昨年10月の3兆2700億ドルよりやや減少した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2012年4月11日