米民間調査会社ギャラップが9日公開した調査結果によれば、ここ3年間でBRICsの5カ国中、ブラジルと中国の国民の生活満足度が最高を更新。中国だけが3年間連続で改善し続けているという。
この調査では、ブラジル国民の2011年の生活レベル満足度は77%と2009年の74%からは上昇しているものの2010年からは変化なし。中国の生活満足度は2011年は72%で2010年の66%や2009年の60%から上昇している。これに比べ、インドは61%、南アフリカは45%、ロシアは39%だった。
BRICsの5カ国中で国民の満足度3年連続して上昇したのは、中国だけだった。2011年、79%の中国人が生活レベルが引き続き改善されていると感じている。これは2010年の78%や2009年の76%からも上昇している。南アフリカの国民は2011年、47%が生活レベルの改善が継続されていると感じており、これも2010年、2009年の34%から上昇。これに比べ、ブラジル、インド、ロシアで2011年、生活レベルの継続的な改善を感じている国民は、ブラジル65%、インド44%、ロシア26%と前年度と同じか、減少傾向だった。
ギャラップ社が発表した調査結果報告では、ブラジルと中国の国民に生活満足度が高いのは、この2カ国の貧困撲滅に対する努力によるものだと分析している。中国は、世界銀行との協力を通じて大々的に貧困撲滅計画を推進しており、ブラジルも貧困家庭への資金援助など貧困からの脱出プロジェクトを展開している。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2012年4月11日