<中国証券報>中国財政部が18日に発表したデータによると、2012年第1四半期の国有企業利益は合計4828億6000万元で、前年同期比9.1%減となり、3月の国有企業利益は2月より32.2%の増加となった。第1四半期の国有企業の純利益は3475億2000万元で、うち親会社に帰属する純利益は2472億元だった。18日付中国証券報が伝えた。
第1四半期、国有企業の売上高総額は前年同期比12.9%増の9兆4594億9000万元に達し、3月は2月より14.1%の増加となった。第1四半期の国有企業の未払い税額は同8.6%増の8959億1000万元で、3月は2月より22%の増加となった。収益能力に関しては、第1四半期の国有企業のコスト総額は同14.6%増の9兆499億5000万元だった。売上純利益率は3.7%、同1ポイント低下した。純資産収益率は1.4%で同0.4ポイント低下、コスト費用利益率は5.3%で同比1.4ポイント低下した。中央企業の売上純利益率は4.1%、純資産収益率は1.8%、コスト費用利益率は6.1%だった。地方国有企業の売上純利益率は2.9%、純資産収益率は1%、コスト費用利益率は4.1%だった。
具体的な業種の内訳を見ると、第1四半期、利益総額の増加幅が比較的大きかったのはたばこ、自動車、電力、郵便・通信産業などで、利益総額の減少幅が比較的大きかったのは鉄鋼、建築材料、化学工業、非鉄金属工業などである。
「中国証券報」より 2012年4月19日