国際通貨基金(IMF)・世界銀行2012年春季総会が22日に米ワシントンで閉幕した。中国人民銀行は総会で、世界銀行と『中国人民銀行が国際復興開発銀行(IBRD)の中国銀行間債券市場への投資を代行することに関する代行投資協定』と『中国人民銀行が国際開発協会(IDA)の中国銀行間債券市場への投資を代行することに関する代行投資協定』を締結した。
興業銀行の魯政要チーフエコノミストは、「他の海外機関と異なり、世界最大規模の金融機関の一つである世界銀行と協定を締結したことは、中国の金融商品の安全性が認められたことを意味し、世界銀行の人民元国際化に対する自信を示している」と語った。
世界銀行が人民元建て金融商品を発行する可能性も
世界銀行は中国語の公式サイトで、今回の協定締結によって、世界銀行は中国の確定利付証券への投資を通じて中国の確定利付証券市場の発展に関わることができると同時に、人民元建て金融商品を発行する可能性もあると表明した。世界銀行が現在発行する商品の多くは米ドル建ての商品である。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2012年4月25日