人民銀の総資産が世界一に 2011年の通貨量は世界の半分占める

人民銀の総資産が世界一に 2011年の通貨量は世界の半分占める。

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発信時間: 2012-04-24 15:52:21 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

世界で最も影響力のある中央銀行といえば、米連邦準備制度理事会(FRB)である。では、世界で総資産が最も多い中央銀行はどの銀行か。その答えが中国の中央銀行である中国人民銀行だとは誰も想像できないだろう。

中国人民銀行の最新の統計によると、2012年2月末現在の中国人民銀行の総資産は28兆3300億元(約4兆5000億ドル)にのぼり、FRBと欧州中央銀行(ECB)を上回った。

人民銀の総資産は5年で119%増加

ここ5年で、人民銀の総資産は119%増加し、2011年末時点で28兆元に達した。一方、知名度が更に高いFRBとECBの総資産はそれぞれ3兆ドルと3兆5000億ドルだった。中国の広義マネーサプライ(M2)は過去5年で14.6%増加し、2011年末には残高が85兆2000億元に達している。

人民銀は2004年6月、2005年9月、2006年1月に美国、ヨーロッパ、日本の中央銀行を超えて総資産が最も多い中央銀行になった。2006~2010年には総資産がさらに2.4倍拡張し、2010年末には3兆9000億ドルに、対GDP比は67%に達した。人民銀の貸借対照表を見ると、総資産は主に外国為替、貨幣用金、国債などからなる。

2011年の世界のM2増加額に占める中国の割合は5割超

スタンダードチャータード銀行は近ごろまとめた報告で、「世界の流動性の主な提供者は人民銀に変わった。周小川氏は人民銀の総裁であると同時に、世界の中央銀行のトップでもある」とした。

ところが、マネーサプライの大幅な増加は近ごろ現れた現象ではなく、金融危機後の3年(2009-2011年)の世界のM2増加額に占める中国の割合は48%に達している。スタンダードチャータード銀行は、中国に後押しされ、世界のM2は50兆ドルに迫ると見ている。また、同行の推計によると、2011年の世界のM2増加額に占める中国の割合は52%に達する見通し。

「中国網日本語版(チャイナネット)」2012年4月24日

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