中国人民銀行(中央銀行)の易綱副総裁は、先般開催された中・独金融安定化フォーラムで、EUは中国にとって重要な経済・貿易パートナーであると同時に、主要な投資市場の一つでもあり、中国はユーロ圏とユーロに自信を持っていると述べた。
中国はEU、EU中央銀行、国際通貨基金(IMF)のよる主権債務危機の克服に関する主要施策に賛成しており、EUとともに積極的かつ効果が期待できるさまざまな形式での協力について話し合う用意があると易綱副総裁は強調した。
「中国は責任ある長期投資者として、引き続き国際市場で積極的な役割を果たす。過去においても、現在と将来においても、EU金融市場は中国の主要投資市場であり続ける」
同フォーラムで、ドイツ連邦銀行理事会メンバーのアンドレアス理事と易綱副総裁はともに、通貨政策とマクロプルーデンス政策がそれぞれ独自の役割を発揮するようにすることが、金融安定化における課題であると指摘した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2011年7月12日