中国電力企業聯合会(中電聯)が4月23日に発表したデータによると、第1四半期の全国の電力使用量は前年同期比6.8%増で、伸び幅が大きく縮小した。一方で、3月の伸び率は1-2月を0.3上回る7%となり、前期比で回復傾向が見られた。中でも製造業の電力使用量の回復が顕著だった。今後3四半期の電力需要が安定して成長し、上半期は前年同期比約8%増、通年では約9.5%増になることが見込まれる。23日付中国証券報が伝えた。
データによると、2012年第1四半期の全国電力使用量は前年同期比6.8%増の1兆1655億キロワット時に達し、伸び率は前年同期より5.9ポイント縮小し、2011年第4四半期より4.3ポイント縮小した。3月、全国の電力使用量は同7%増の4160億キロワット時で、伸び率は1―2月より0.3ポイント拡大した。
産業別電力使用量を見ると、第一産業は前年同期比3%減、第二産業は同4.5%増、第三産業は同13%増、都市・農村住民生活の電気使用量は同15.5%増となった。