中国科学技術部が発表した計画によると、ハイブリッドカーの産業化が純電気自動車より優先されることがわかった。中国大手自動車メーカーのトップ、業界の専門家は取材に対し、純電気自動車の発展を優先的に進めて先進国を「くねくねと曲がりながら」追い抜こうとするより、ハイブリッドカーから着手する方が現実的な選択だとの見方を示した。ところが、自主ブランドのハイブリッドカーは電池、モーター、電気制御などの分野において外資系、特に日系ブランドより遅れており、ハイブリッド市場で対等にふるまうにはまだ一定の時間がかかる。
国務院常務会議は、先週討論、採択した『省エネ・新エネルギー自動車産業発展計画』の基調を決め、2015年に純電気自動車とプラグインハイブリッドカーの生産・販売台数を50万台にする目標を掲げた。うち、プラグインハイブリッドカーの生産・販売台数は純電気自動車の半分に設定されている。
「純電気自動車の商業化は補助金制度への依存が強く、販売台数が目標である自動車販売総数の5%に達した場合、財政負担は非常に重くなる」と、東風汽車の副社長は21日に開かれた中国自動車フォーラムで記者に語った。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2012年4月23日