4月21日夜8時、高らかに響き渡る汽笛の音と共に、中国北車集団大同電力機車有限公司のベラルーシへの輸出第1弾となる2台の「中白(ベラルーシ)貨運I型電力機車(機関車)」が順調に新疆阿拉山港口の国境を越え、欧州鉄道への旅路を出発した。これは、中国の鉄道機関車のヨーロッパへの最初の輸出となっただけでなく、中国の高出力電力機関車の最初の海外輸出ともなった。
東欧の平原に位置するベラルーシ共和国の鉄道交通は発達しており、欧州の交通ルートの重要な一部で、アジアとヨーロッパの貨物運送を繋ぐ要となる鉄道のハブでもあり、最先端でハイエンドの高出力電力機関車によって鉄道の貨物運送力を更にレベルアップする必要があった。そこで2010年、中国北車グループの大同電力機車は競争入札の結果、ベラルーシの鉄道連盟と12台の「中白貨運I型電力機車」の売買契約に調印し、2012年に全ての機関車の引渡しが完了する予定である。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2012年4月23日