工業電力使用状況を見ると、第1四半期の工業電力使用量は前年同期比で4.5%増、伸び率は2011年同期より7.7ポイント縮小した。そのうち、3月の工業電力使用量は同3.8%増、伸び率は1―2月より1ポイント縮小した。製造業第1四半期電力使用量は同2.1%増と明らかに上昇に転じ、中でも3月は同7.6%増、伸び率は1―2月を8.1ポイント上回った。製造業関連業種のほとんどは、3月の電力使用量が1―2月に比べ上昇に転じている。
中電聯は、経済情勢の安定した回復に呼応し、今後3四半期の電力需要も安定した増加となるが、伸び率は2011年同期をいくらか下回ると予測している。上半期の全国電力使用量は2兆4100―4500億キロワット時となり、前年同期比8%前後の増加、通年では5兆900―1900億キロワット時となり、同9.5%前後の増加が見込まれる。
「中国証券報」より 2012年4月24日