改革、開放政策の実施後、沿海部地方は発展のきっかけをがっちりとつかみ、大発展をとげてきた。そして当初から、そのうちに中部、西部へと発展が波及していくことも織り込み済みであった。三十数年の歳月が過ぎ去った今日、この予測は一歩、一歩と現実化しつつある。
最近、香港のフェニックス・テレビが内モンゴルへの取材のシリーズものをオンエアしたが、内モンゴル自治区のバトル主席に対する集中取材を通して、フェニックス・テレビの看板キャスターといわれる呉小莉さんは、内モンゴル自治区をかけ回り、近代化の波の中で一歩、一歩と変貌をとげつつある自治区の様相を伝えてくれた。
この取材で、内モンゴルは石炭資源に恵まれているため、二年後には一人当たりGDPが一万ドルに達することになるだろう、ということも明らかにされた。しかし、バトル主席は自治区にはまだ貧困層が存在していることも認め、近代化を推し進める中で、この課題の解決にも力を入れる決意を表明している。