中国人民銀行は先日の金融市場工作座談会で、差別化した住宅ローン政策を継続し、1軒目の住宅購入のローン需要に応じる方針を明らかにした。硬直的需要である1軒目の住宅ローンが貸付需要全体に占める割合は非常に高いため、市場で大きな注目を集めている。
武漢科技大学金融証券研究所の董登新所長は8日、取材に対し「今回の経済調整はすでに2年近くになり、期待していた効果をほぼ得ている。現在は底固めの時期といえる。また、不動産業の成長減速は経済全体の成長にある程度の影響を及ぼすため、1軒目の住宅ローンをやや切り崩しても大きな問題はないだろう。これも引き締め政策が緩和される可能性があるというサインだ」と述べた。