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カフェチェーン世界最大手のスターバックスが、「クランベリーケーキ」、「ストロベリーフラペチーノ」等の製品に、コチニールカイガラムシという虫を原材料とする着色料を使用していたことが明らかになった。同着色料は喘息患者のアレルギー症状を引き起こす恐れがあり、消費者の間で懸念が広まっている。新華網が伝えた。
取材の結果、問題となった製品の1種は武漢市でも販売されていたが、現在は販売されていないことが分かった。
米国では、スターバックスの「クランベリーケーキ」、「ストロベリーフラペチーノ」は人気が高い。そのバラのような色は、なんとコチニールイガラムシを原材料とする着色料であった。米国では6500人が「大好きなドリンクに、細かく砕かれた虫が入っていることは受け入れられない。一部の喘息患者がアレルギー症状を引き起こす恐れもある」とし、抗議を行った。
スターバックスは、コチニールイガラムシには「安全・品質問題は存在しない」と表明したが、顧客の意見を尊重し、使用を停止する予定だとした。
スターバックス中国のクレーム担当者は、「米国で報じられた製品は中国市場で販売されていない。また、コチニールイガラムシを原材料とした着色剤を使用したドリンクを、中国で販売していない。中国製品の成分は、中国の食品安全の関連法および基準に合致する」と回答した。
「人民網日本語版」2012年4月27日