中国商務部が4月26日に発表した『対外貿易発展十二・五計画』によると、中国の貿易総額が2015年には、およそ4兆8000億米ドルに達する見込みとなった。27日付中国証券報が伝えた。
『計画』によると、「十二・五(第12次五カ年計画、2011―2015年)」期間中、中国は輸出と輸入の安定した成長を目指し、輸出入総額の年間平均成長率を約10%に維持し、貿易均衡化でのさらなる改善が見られるよう努める。また、「十二・五」期間中、中国の貿易構造の一層の改善が必要であると強調された。欧州・米国・日本・香港などの従来の市場への輸出入の安定した成長を目指すと同時に、関連輸出入額の中国貿易総額に占める割合を徐々に引き下げる一方、新興経済体、発展途上国などの市場の関連輸出入額成長の加速化を図り、2015年には、中国の貿易総額に占める割合を約5ポイント高め、58%になることを目指す。