低価格の化粧品専売店も人気を集めている。LG生活健康が経営する化粧品専売店「The Face Shop」は、「ゴールデンウィーク後半の4-7日の売上高は、昨年同期の140%増となった」と表明した。
同店は、「外国人観光客の多くは百貨店の高級化粧品売り場に足を運ばず、ブランド専売店で割引商品を購入している」と述べた。小売業界も、販促活動や景品を喜ぶ観光客に対して、一連の対策を講じている。ロッテ百貨店名品館は、今年のゴールデンウィーク期間中に外壁に巨大広告を設置し、英語・中国語・日本語で割引内容と免税等の情報を表記した。2007年3月のオープン当初より、その位置にはブランド商品のイメージ広告のみが掲載されていたが、今回はショッピングのお得な情報が掲載された。ロッテ百貨店の本店は、外国人観光客が頻繁に出入りする2階建ての屋外駐車場入口に、外国人専用の景品贈呈所を新設した。
大型スーパーで割引券を使用する外国人の増加もまた、新たなショッピングの傾向となっている。顧客の10%を外国人が占めるロッテマート・ソウル駅店は、「今年のゴールデンウィーク期間中、割引券を使用した外国人による決済は620件以上に達し、これまで(100件以上)の6.2倍となった」と表明した。
「人民網日本語版」2012年5月10日