--日系企業は近年、生産コストの安価な海外に進出しており、国内製造業の空洞化が懸念されています。
日本の製造業は厳しい現実に直面している。特に地震、津波、原発事故等の災害が重なってからは、なおさらのことだ。しかし日本の製造業の先行きを不安視してはいない。日本の製造業は製造技術を長年に渡り蓄積しているからだ。日本の製造業は単純な組立ではなく、大量の複雑な部品の精密加工に長けている。また日本の製造業を支える資本も存在する。今後の発展は、上記した優勢の発揮にかかっている。また日本政府は、インフラ整備の投資を推進するべきだ。
日本も敗戦後に高度経済発展を実現しており、中国の高度発展に対しては驚いていない。ただし、中国の発展は日本をも上回るものだ。日本は発展の過程においてさまざまな問題に直面し、発展のたびに調整を行なってきた。中国も同じ過程を経ている最中だ。中国は現在、アジアひいては世界の経済成長の中心となっている。日系企業にとって、アジアで投資を行い、その経済成長による利益を共有することは、重要な発展のチャンスである。
「人民網日本語版」2012年5月15日