国際通貨基金(IMF)は、中国が2016年に米国に代わって世界最大の経済大国になると予測した。2016年に中国の国内総生産(GDP)は世界のGDPの18%を占める19兆ドルに増加、米国のGDPは世界の17.7%を占める18兆8000億ドルに増加する見込み。
全米産業審議会(コンファレンスボード)によると、伝統的な為替レート計算方法を用いた場合、2009年の中国のGDPは5兆ドル以下だが、IMFが発表した購買力平価換算のGDPランキングでは8兆7652億ドルで、14兆2563億ドルの米国に次ぐ2位となっている。中国の購買力平価換算のGDPは2012年に米国を上回る見通し。
シンガポールのリー・クアンユー顧問相(内閣資政)は、中国の過去30年の経済成長から、GDPは10~20年で米国を上回ると見ている。
世界経済フォーラムのクラウス・シュワブ会長は、2015年に世界のGDPに占める米国の比率は18.3%になり、中国は16.9%になると予想した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2012年5月16日