パワーステアリングオイルホースの欠陥により、ホンダの中国現地法人は2012年5月31日より、アキュラ・TL2007年モデルの一部をリコールする。同社の統計によると、中国大陸部では、2006年5月から2007年1月までに生産された537台がリコール対象となる。北京商報が伝えた。
今回のリコール対象となった一部の車両は、長期的な使用により、エンジンルーム内の温度とパワーステアリングオイルの温度が影響を受け、ホースの表面と内壁の素材(ゴム)の伸縮性能が低下し、加速オイルホースに老化が生じた。ハンドル操作、ホース内油圧の変化により、パワーステアリングオイルホースに亀裂が生じ、オイル漏れの恐れが生じる可能性がある。仮にオイルがエンジン下部の排気管に付着すれば、焦げた臭いが生じ、エンジンルームから白い煙が出る。またオイル漏れが激しい場合はハンドルが重くなり、安全リスクが生じる。同社はすべてのリコール対象車に対して、より耐久性の高いゴム材を使用し、ホース外側に断熱材を加えたパワーステアリングオイルホースへの無料交換を実施する。(編集YF)
「人民網日本語版」2012年5月18日