業界関係者は先般、長期に渡る研究・協議を経て、『養老基金投資管理弁法』が正式に公布される時が近づいたと話した。中国の養老年金による市場参入の足並みが速まっている。22日付中国証券報が伝えた。
現在、企業年金の株式市場への投資比率は最大30%となっている。この比率を参考にすると、2011年末の中国の基本養老保険基金残高が1兆9200億元だったことから、養老年金の株式投資解禁後、市場に投下される資金は最多で5760億元に達すると見込まれる。
中国証券報が以前得た情報によると、多くの省が地方の社会保険基金の投資運用に積極的であるという。これまでにも、地方政府は主管部門に社会保障基金の投資運用に関する細則をいち早く制定し、安全・安定且つ保障された投資枠組みを制定るよう求めている。しかし、現在の法律制度と国家政策が不明確な状況の中、地方の主管部門による自主的な社会保障基金の投資運用ができない。