世界第2の有機食品展示会「2012年中国国際有機食品博覧会」が5月24日、上海国際展覧センターで開催される。国内外の1万4000人余りの有機農産物代理商・バイヤーが一堂に会し、中国有機農業の今後を占う。主催者IFOAM(国際有機農業運動連盟)の駐中国代表の周沢江氏は、「中国は今大会で、有機食品相互認証基準について、EU側と交渉を行う見通しだ。資料によると、米国とEUは今年2月に同基準の設定を終えた」と語った。国際金融報が伝えた。
中国が有機農産物の巨大な市場となることは疑いようがない。周氏は、「2015年までに、中国の有機農産物の生産額が、248-594億元(約3100-7425億円)に達するだろう。しかし中国の有機農産物市場は、依然として初期段階にある」と指摘し、「2010年の世界の有機食品販売額は591億ドル(約4兆7280億円)に達したが、中国が占める比率は2%のみであった」というデータを提供した。
周氏は、「中国有機食品の年間平均消費額は、1人当たりわずか1ドルで、西側諸国との間に大きな開きがある」と述べ、「有機食品の主な消費者は中産階級だ」と分析した。
「人民網日本語版」2012年5月21日