中国少先隊事業発展センターがこのほど発表した「2011年中国未成年インターネット・ソーシャルネットワーキング利用状況調査報告」によると、学齢前の児童のインターネット利用率は、7歳を区切りとすれば26.2%に達する。携帯電話やタブレット型コンピューターなどが流行し、普及するのにともない、幼児のネットへの接触は一つの現実になったという。
この報告は同センターが6年前から発表しているもので、今回は5回目になる。
▽ミニブログが未成年の新たな社交ルートに
同報告は2011年のネット界の話題としてソーシャルネットワーキングを選び、検討を行った。調査データによると、調査対象者の66.5%がチャットサイトのQQ聊天を利用したことがあるとし、15.6%がソーシャルネットワーキング・サービスの人人網を利用し、18.8%がミニブログの騰訊微博を、11.4%が同じくミニブログの新浪微博を利用している。
同センター新メディア事業センターの季琳副主任は、「社会がネットワーク化する中で、インターネットも同じように社会化している。子ども達のネットを通じた社交はこうした大きな流れの一部分だ」と話す。
同報告の分析によると、未成年がネットでの社交に参加する場合、QQ聊天やソーシャルネットワーキング・サービスのQQ空間が主なルートだという。またこの1年ほどの間に、ミニブログも未成年のネット社交の新たなルートになったという。