証券監督管理委員会(証監会)の庄心一副主席は「第15回中国国際科技産業博覧会2012年中国金融フォーラム」の席で、新興産業の発展支援について、証監会は以下の4つの面で力を入れると述べた。(一)市場システムの整備、市場機能の改善、資本市場による新興産業支援の幅と深度を拡大する。(二)上場企業のM&A(合併・買収)・再編を積極的に後押しし、構造調整とレベルアップを促進する。(三)証券先物業の支援に力を入れ、その業務能力の向上を図る。(四)ルーチンモニタリングを強化し、資本市場の運営の質と効率を高める。24日付中国証券報が伝えた。
庄心一副主席はまた、4つの面から中国の戦略的新興産業の発展支援において資本市場が発揮する役割について紹介した。(一)従来の企業の価格決定メカニズムを変え、新興産業関連企業のための価格メカニズムを提供した。(二)民間資本の投資方向を導き、新興産業の発展に長期的な資金源をもたらした。(三)企業のM&A・再編を支援し、新興産業の成長を導いた。(四)企業のコーポレート・ガバナンスを強化し、企業の経営・管理水準を高めた。