モルガン・スタンレーの中国現地法人、摩根大通銀行(中国)有限公司は5月28日、中国銀行業監督管理委員会の認可を経て、25億元(約312億5000万円)の増資を完了し、かつ同委員会の認可を経て蘇州に支店を設立したことを発表した。外資系銀行が中国子会社への増資を発表したのは、近日中でこれが3例目となった。国際金融報が伝えた。
中国市場の近年の高度成長は、これらの外資系銀行に利益をもたらした。オーストラリア・ニュージーランド銀行はこのほど、中国子会社に20億元(約250億円)の増資を行うことを発表した。DBS銀行もまた、中国子会社に23億元(約287億5000万円)の増資を行うことを発表した。昨年下半期より、ロイヤルバンク・オブ・スコットランド、スタンダード・チャータード、HSBC等の外資系銀行が、それぞれ中国における増資計画を発表した。