同展示会の開催期間に催された、2012年工作機械工具発展フォーラムにおいて、専門家は取材に応じた際に、「工作機械業界は厳しい状況に直面している。これまで10年間続いた爆発的な成長は、今後維持することができないだろう」と指摘した。国の「デジタル制御工作機械および基礎製造設備の科学技術重点プロジェクト」の専門家である陳小明氏は、「中国企業の多くはコア技術を持たず、製品に特色がない。また開発力が低く、製品の品質が不安定で、信頼性が低い等のさまざまな問題が存在する。経済成長の鈍化が進む中、これらの企業は深刻な影響を被るだろう」と警鐘を鳴らした。
「中国工作機械業界は変革の時代を迎えており、産業構造の調整、製品のグレードアップが必然の流れとなっている。同業界は科学技術イノベーションを原動力とし、デジタル制御工作機械市場における競争力を大幅に強化しなければならない」と、ほかの専門家が指摘する。
「中国証券報」より 2012年6月13日