穆副行長は、不良債権の増加の主な原因として、外向型経済の低迷や温州市等の民間金融危機を挙げた。不良債権が増加した業界・企業は、主に製造業と小売業の中小企業に集中しているという。同行の温州支店は内外情勢の不利な影響を被り、貸付リスクが拡大した。今年第1四半期、同支店の不良債権は6億3000万元増加し、残高が13億1300万元に達した。また、不良債権率が2.71%に上昇し、「注目類」貸付も15億2000万元増加した。
穆副行長によると、同行は中国銀行業監督管理委員会(銀監会)の「中国銀監会の2012年地方政府融資プラットフォーム貸付リスク監督管理の強化に関する指導意見」の精神に則り、各支店の地方政府融資プラットフォーム貸付残高を年初の数値以下に抑制する。同行はまた融資枠の抑制措置をとり、年間貸付計画の中で融資枠の拡大を控えるとした。
「中国証券報」より 2012年6月14日