中国国家発展改革委員会(発改委)の責任者は14日、「現在まで29の省(自治区・直轄市)は、住民向けの段階的電気料金に関する公聴会を開催した。各地の価格主管部門は、公聴会の参加者からあがった意見と提案を研究した上で、実施プランに対して改訂と改善を行い、6月中旬より発表を開始し、7月1日に全国範囲で全面実施する」と表明した。15日付中国証券報が伝えた。
同責任者は、「各地の公聴会参加者は、住民向けの段階的電気料金制度の改革におおむね賛成しており、以下の意見と提案があがった。まず第1段階の電力使用量が低すぎるではないかということ、次に世帯構成人数の差と1つの電気メーターを共同使用している世帯の状況の考慮、それから季節要因に基づく調整や1年周期の基準の実施だ」と述べた。
同責任者はさらに、「住民向けの段階的電気料金制度について、国の基本方針が1つだが、実施の細部に関する自己決定権は各地に与えられている。社会各界から多く集まった合理的な意見について、各地は最終実施プランの中に盛り込んでいく」と続けた。これらの意見は下記の通り。