中国石炭市場の「黄金の十年」が終焉

中国石炭市場の「黄金の十年」が終焉。 これまで活況を呈してきた中国石炭市場が冷え込み、石炭価格も下落傾向を辿っている。データによると、環渤海動力炭価格が、8週連続で下落している。6月13日時点では1トン当たり752元、6月20日は729元、6月27日は702元(前年同期比17%減)となった…

タグ: 中国石炭市場

発信時間: 2012-07-01 10:34:36 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

石炭価格急落の要因が、短期間内に解消されることはない。「黄金の十年」と称された石炭市場の発展は終了したのだろうか。この問題を論じる上で、構造調整の進展と推進が重要となってくる。

過去10年間は中国石炭市場の高度成長期で、石炭関連会社が相次いで設立されたが、その背景には石炭の市場化改革、不動産バブルの広がりという政策的な要因があった。石炭業界はそれまで薄利業界とされており、90年代に石炭株が取引されることは少なかった。

しかし過去10年間で、石炭市場の開放が推進され、石炭株がエネルギー関連株の中で特に注目を浴びるようになった。10年間の発展と今日の急落の間には、投資の疲弊という原因が存在する。統計局が公表した投資データによると、不動産投資の増加率が昨年8月より30%をキープしていたが、今年5月には20%を割った。増加率の鈍化が長期化しており、かつ下げ幅が拡大している。これらの連鎖反応を受け、石炭の需要に深刻な影響が生じている。

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