中国債券市場は3四半期連続で強気相場が続いていたが、株式相場と債券相場は下半期に転換点を迎えると予想されているため、最近、二級債券ファンド(20%の株式投資枠があり、かつ発行市場・流通市場の両方での株式取引ができる債券ファンド。発行市場に限定して株式取引を許可されているのは一級債券ファンド)が相次いで、権益投資資産の買い増しを行っている。16日付中国証券報が伝えた。
信達証券の推計によると、先週末(7月13日)の時点で、二級債券ファンド全体の株式の持ち高は一気に10%の大台を超え11.5%に達している。6月初頭に中国人民銀行(中央銀行)が利下げを行う前、持ち高は5%にも満たなかった。万博基金経理研究センターのファンドの動向追跡結果によると、先週(7月9―13日)、二級債券ファンドは続々と株式を買入、持ち高は2年来の高水準に達した。