上海市の中心に位置する岳陽路に、「GreekTaverna」というギリシア料理専門のレストランがあり、連日400人近くのお客さんが詰め掛け、大繁盛している。レストランのオーナーであるビル・デメトリオ氏は「2012年9月には、上海で5店舗目が開店を迎える」と話す。
欧州の金融危機の影響を受け、一部の「ギリシャ商人」たちは中国で「儲ける」ことを選んだようだ。デメトリオ氏は「ギリシャの知り合いの実業家の多くが、ここ最近、中国にビジネスチャンスを掴みに来ている。建築業や水上運輸などの分野に携わっている」と言う。
デメトリオ氏は2003年に上海にやってきた。景気が落ち込んでいる影響で、ギリシャでの商売では大した稼ぎを得ることができない。しかし、上海で開いたレストランは大繁盛で、岳陽路の店だけでも、毎月の売上は200万元近くに達するという。