ルパート・フーゲワーフ(胡潤)研究院が発表した『2012年中国高額純資産所有者消費需要報告書』(以下、『報告書』)によると、中国の高額純資産所有者(個人資産600万元(約7393万円)以上の資産家)が既に270万人に達していることがわかった。しかし、高額純資産所有者の資産運用は合理性に欠けており、2009年から2011年にかけて、50%以上の資産が現金や預金として配分されている。
『報告書』によると、中国で個人資産が600万元以上の高額純資産所有者は、現在270万人に達し、平均年齢は39歳、うち、1億元を超える資産の所有者は6万3500人で、平均年齢は41歳。高額純資産所有者の人数は北京が最も多かった。業種別に見ると、企業家・不動産投資者・株の専業トレーダー・エリートビジネスマンが主に占めている。高額純資産所有者には独自の資産蓄積ルートがあり、経済・金融が益々複雑化する中、より専門的な意見と資産運用商品が必要となり、資産の運用・管理に対する需要が迅速に高まっていることがわかる。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2012年7月20日