米財務省のラエル・ブレイナード財務次官(国際金融担当)は7月18日、「中国は経済のハードランディングを回避するだけの政策能力を有する」と述べた。20日付中国証券報が伝えた。
ブレイナード財務次官はワシントンでシンクタンクのイベントに参加した際、「中国政府は実質的な効果を非常に重視している。中国にとって、国内需要を刺激することと経済成長のバランスを取ることは極めて重要なことである」と述べた。また、2012年第2四半期の中国の国内総生産(GDP)成長率が7.6%となり、3年ぶりに8%を下回ったことについて、ブレイナード財務次官は「一国の経済状況を評価する指標は多種多様であり、GDP成長率だけで判断するものではない」との考えを示した。
「中国証券報」より 2012年7月20日