二、自動車消費構造のハイエンド化。自動車は単なる移動の手段だという考え方から、今では一種のぜいたく品として高級な自動車を購入する消費者が増えている。三、消費者が自動車の購入と使用において、益々「エコ」を意識するようになっている。これらの変化はまだ始まりに過ぎない。自動車産業の各分野の変化は、新たなチャンスを生み、新たなサービス業の誕生をけん引するだろう。例えば、自動車のリフォームなども新たなビジネスである。
また、自動車内部の空気汚染の問題も購入後に改善することができ、これもまた自動車産業にとって、新たなビジネスチャンスになり得る。李主任は「本質的な面から言えば、自動車は製造ではなく、サービスが中心の産業である。今後、自動車の製造業の割合はどんどん小さくなり、サービス業が高い割合を占めるようになるだろう。新車購入時の中古車の引取りサービスから購入後のアフターサービスや修理に至るまで、サービス全体を強化する必要があり、従来の産業モデルからサービス業中心への転換を目指すべきである」との見解を示している。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2012年7月23日