上海・深セン300指数(CSI300指数)の構成銘柄の株価収益率(PER)は2011年9月5日の12倍割れ以降、一度も回復の兆しを見せていない。23日まで、この状況は11カ月間続いた。中国株式市場では、このような低い株価水準が長期にわたって続いているのは、歴史的に見ても初めてのことである。アナリストは「市場全体の株価水準が極めて低いものとなっているが、決して安全とは言えない。マクロ経済の減速が上場企業の収益に影響を及ぼしているため、業績悪化によって株価収益率が受動的に上昇している銘柄が少なくない。投資者は『低収益率の落とし穴』に警戒する必要がある」と指摘する。
「中国証券報」より 2012年7月24日