省エネ補助金細則を発表 太陽光産業の再編を加速
省エネ補助金細則を発表 太陽光産業の再編を加速。
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電力価格のスライド制が全面的に実施されるのにともない、財政部、国家発展改革委員会、工業情報化部はこのほど高効率・省エネ型の冷蔵庫、エアコン、温水器の補助金をめぐる実施細則を発表した。ある業界関係者の分析によると、この措置は中国の太陽エネルギー産業にとって大きな朗報であることは間違いないが、産業の再編を加速することにもなるという。「経済参考報」が伝えた。
同実施細則によると、高効率・省エネ型冷蔵庫には1台あたり70元から400元の補助金が支給される。インバーターエアコンは同240-400元、ガス温水器とガス暖房温水ボイラーは同200-400元、太陽エネルギー温水器は同100-550元が支給される。電気温水器は支給の対象外だ。
日出東方太陽能株式有限公司の李駿副総経理（副社長。四季沐歌太陽能技術有限公司の執行総裁を兼任）は、「太陽エネルギー温水器への補助金支給基準は高いが、この分野で対象企業になることは容易ではない。このたび第一期申請に名を連ねた太陽エネルギー温水器のメーカーは200社を超えていたが、最終的に対象企業となったのは20社に過ぎなかった」とした上で、四季沐歌は今回、108種類の型番の製品が対象となり、ハイエンド、ミドルエンド、ローエンドと製品の全ラインをカバーしており、1億元以上の補助金を支給される見込みで、太陽エネルギー産業で最も多くの補助金を獲得する企業になるとみられる、と述べた。
李副総経理の分析によると、太陽エネルギー産業の90％が対象外となった原因は、申請期間が短くて準備の時間が十分に取れなかったこともあるが、より重要なのは今回の省エネ補助金では家電メーカーに対してより厳格な審査承認メカニズムと参入のハードルが設定されたことだといえる。このため一連の低効率で低エネルギーの製品が閉め出されることになったという。
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