アジア一の大富豪である李嘉誠氏が率いる長江実業、和記黄埔(ハチソン•ワンポア)が8月2日、揃って半期報告書を発表し、長江実業の純利益は前年同期比54%減、和記黄埔の純利益は同78%減だったことがわかった。3日付中国証券報が伝えた。
中国内陸部及び香港の下半期の経済情勢について、李氏は変わらず大きな自信を持っている。李氏は「外的要因によって、内陸部の経済の動きは鈍化を余儀なくされたものの、中央政府は『経済の安定的成長の維持』を第一の課題としており、適度な金融政策の緩和や、財政支出の拡大による経済刺激政策の効果が徐々に表れるにつれ、2012年の内陸部の経済は依然7.5%の成長率を維持できると信じている。そして、香港の経済は内陸部と密接に関係しているため、2012年の経済成長は減速する可能性があるが、依然プラスの成長を続けることが見込まれる」との見方を示した。
「中国証券報」より 2012年8月3日