先般発表された経済データから、中国の景気減速傾向の収束感が強まり、5つの面で景気回復のシグナルが発信されたと見られている。6日付中国証券報が伝えた。
景気回復のシグナルとして、中国の工業企業利益総額の低下ペースが鈍化したこと、貿易額に緩やかな回復傾向が見られたこと、中小企業の経営状況に回復感が見られたこと、固定資産投資の増加ペースが拡大していること、在庫調整周期が終わりに近づいていることが挙げられた。
アナリストは、世界経済に一層の悪化がなければ、中国経済は第3四半期に底上げの可能性があるとしている。
「中国証券報」より 2012年8月6日