中国人民銀行(中央銀行)は、先般開催した2012年支店幹部座談会で、下半期に引き続き通貨政策の調整を実施することを明らかにした。6日付中国証券報が伝えた。
通貨政策の逆周期調節効果を発揮し、貸付政策の一層の改善を通じて、実体経済の発展への支援を強化すると人民銀が強調した。
人民銀はさらに、人民元建てクロスボーダー取引の規模を拡大し、銀行間債券市場の加速化を図ること、引き続き金融改革を深化させること、貿易・投資の利便化を図り、資本項目における人民元兌換の自由化を推進すること、香港・マカオ・台湾との金融協力や国際金融協力を強化すること、世界経済・金融管理への参与を拡大すること、金融サービスと管理水準の一層の向上を図ることを提起した。
「中国証券報」より 2012年8月6日