調査団の結果は決して意外なものではなく、BYDの董事長である王伝福氏は早くから「BYDのEVは火の中にあっても爆発することはない」と胸を張っていた。調査結果は王氏の言葉が虚言ではないことを証明した。
深圳5・26重大交通事故による被害者は、当然、巻き添えになった無辜の3名である。しかしいわれのない中傷を受けたBYDと中国EVにとっても致命的だった。BYDの株価は1日で16億元の損失となった。もし若干の人々が推測していたような、被害者の死因が電池の発火によるものだった場合、BYDは破綻に追い込まれ、中国におけるEVの発展も遅れることになっていただろう。
不幸中の幸いだが、今回の事故はBYDに無実を証明する機会を与えた。EVに関する結論が出た今、次に我々が期待することは、交通違反に対する民事および刑事上の調査である。法的な制裁を通じて被害者は報いられるべきであり、この事故を教訓にすることで同様の事故が発生しないようにすべきだ。それがあって初めて、この1件にピリオドを打つことができる。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2012年8月7日