華為技術(ファーウェイ)の日本での端末売上高は、2011年に前年比50%増の4億2000万ドル(約336億円)に達し、日本市場に進出した中国IT企業としては過去最高の業績を記録した。成都晩報が伝えた。
このうち同社のデータカードとモバイルルーターは、2008年より4年連続で1位を維持しており、日本通信キャリアと消費者の間で好評を博している。同社は日本モバイルブロードバンド端末市場において、2011年まで4年連続でトップシェアに輝いている。また今年日本進出した同社の携帯電話「Ascend P1」は、発表と同時に注目を集めた。同製品は世界的なIT業界誌「PC World」から、CES10大スマートフォンの1位に選出された。同製品の厚さは7.9ミリ、重量は110グラムのみで、世界超薄型・超軽量型スマートフォンの記録を更新し、日本で脚光を浴びた。
日本は電子通信端末機器の大国で、日本の消費者は製品の品質とデザインに厳しく、世界各国で最もお目が高いとされている。華為技術の端末は、なぜ日本市場で成功できたのか。その理由としてはまず、同社の技術力が挙げられる。同社は20数年間に渡り通信業界で改善を続け、通信技術を多角的に理解しており、コア技術を蓄積している。次に、同社は品質やデザイン等の面で、世界先進レベルに達している。ファーウェイ・ジャパンの閻力大社長は、「日本の通信キャリアは一つの製品をテストする際に、数千から数万の指標を設けている。日本の基準を満たす製品を作れば、世界のどこに行っても販売することができる」と指摘した。同社はまた、携帯電話事業に高い目標を掲げている。同社のスマートフォン市場におけるシェアは世界6位となっているが、これは最終的な目標ではない。同社は通信機器市場で3分の1のシェアを獲得する目標を掲げており、携帯電話事業でもアップル級のブランドを目指している。
「人民網日本語版」2012年8月7日