ここ20年の間に、「G7」と「BRICs」間での競争は白熱化しつつある。旧ソ連が解体した後、ロシアは一国として競争に加わり、中国も長期間の欠席を経て、ようやく1984年に五輪大会に復帰した。これらの変化により、トップ争いはより一層激しくなった。
五輪大会の会場にしろ、現実世界にしろ、ここ数年、「BRICs」の実力は強大になりつつある。その先頭に立つ国こそが中国である。中国が2008年の北京五輪で獲得した金メダルの数はロシアを上回り、「BRICs」のトップに輝いた。
もちろん五輪大会での成績は世界の経済情勢をそっくりそのまま映し出しているわけではないが、「あと一週間ほどの五輪大会の間、選手達の才能と力を賛嘆しつつ、世界各国の勢力盛衰のひそかな変化にも注意したらどうだろう」とロイター通信は呼びかけた。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2012年8月10日