工業情報化部、合弁自主ブランドの支持を表明

工業情報化部、合弁自主ブランドの支持を表明。

タグ: 合弁自主ブランド 中国の自動車市場 政策動向

発信時間: 2012-09-05 17:14:32 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

「合弁会社の自主イノベーションを排除することは、中国の自動車製造の主な能力を排除することと同じで、中国の自動車開発の主体がすでに存在していないことを意味する」。9月1日に開かれた2012年中国汽車産業発展国際フォーラムで、中国工業情報化部の蘇波副部長は合弁自主ブランドと自主ブランドの関係に初めて言及し、沈黙してきた合弁自主ブランドの話題を再び取り上げた。

政府官僚が公の場で合弁自主ブランドの支持を示したのはこれが初めて。中国国家発展改革委員会などの関係部門は「合弁事業の有無」を自動車メーカーの新規合弁事業を許可する主な条件の一つとしていたが、関連の公文書は出していない。

合弁自主ブランドが騒がれた時期もあったが、今はすっかり静まり返っている。今年2月に工業情報化部が公布した『2012年度党・政府機関公用車種リスト』はそれを最もよく表している。リストに入った25社、412車種のすべてが自主ブランドで、合弁自主ブランドは1つもなく、「合弁自主ブランド戦略の完敗」と嘲る人もいたほどだ。

また市場を見ても、合弁自主ブランドに期待されていた勢いは見られない。上汽通用五菱汽車の宝駿ブランド以外は知名度が低く、タグを「合弁自主ブランド」から元の「合弁ブランド」に変え始めた代理店もある。自主ブランドが経験した問題を合弁自主ブランドも避けることはできない。

合弁自主ブランド戦略が業界内で忘れられている中での蘇波副部長の今回の発言は、合弁自主ブランドの未来を明るくすると見られる。「ゆとりある環境を作り、各資本を中国で発展させる必要がある。合弁メーカーの資本の50%以上が中国の国有資本であるため、自主ブランドと自主イノベーションは合弁会社と外資系企業を排除してはならない。今後の政策制定において、合弁自主ブランドと自主ブランドを同様に扱っていく」と、蘇波副部長は語った。

 

「中国網日本語版(チャイナネット)」2012年9月5日

iphoneでもチャイナネット!

日本人フルタイムスタッフ募集    中国人編集者募集
「中国網日本語版(チャイナネット)」の記事の無断転用を禁じます。問い合わせはzy@china.org.cnまで

コメント

コメント数:0最新コメント

コメントはまだありません。