中国人民銀行(中央銀行)が18日発表したデータによると、8月末の中国の外貨買い入れポジションは7月末より174億3400万元減少した。外貨買い入れポジションの減少は年内3回目となった。これまでに、4月と7月には、外貨買い入れポジションがそれぞれ605億7100万元、38億2000万元減少した。19日付中国証券報が伝えた。
アナリストは、米国の量的緩和第3弾(QE3)が中国の外貨買い入れポジション減少の主な要因であるとしつつ、QE3に伴う米ドルの流動性拡大により、中国の外貨買い入れポジション減少傾向に改善が見られるようになると見ている。