中国市場をあきらめない
まだ、様子を見ている日系企業もある。トヨタ自動車・中国の広報担当である牛氏は取材に対し、「トヨタ自動車の中国の各工業が操業を停止しているのは、各工場の状況を総合的に考慮した結果、下した判断である。具体的な操業再開の時期についても、同じように状況をしっかり把握して、決定するつもりだ。現段階で、明確なスケジュールはない」と述べた。
一汽トヨタの天津の工場は、18日に操業停止、再開の目途はまだ立っていないようだ。
しかし、一方で牛氏は「トヨタは、緊迫する昨今の中日関係のせいで、中国市場を手放すつもりはない。このような時だからこそ、積極的に更なる市場の発展に努める」との旨を示した。
キャノン(中国)有限公司メーカー部の従業員である李竹氏もまた、「キャノンは中国市場での発展をあきらめない。従来どおりの方針と政策で中国市場を開拓していくつもりである」と話している。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2012年9月21日