世界的に有名な投資家のジョージ・ソロス氏は、昨年の7位から今回は15位に後退し、「失意」の結果に終わった。だが今回最も「負けた」のは、ソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)のフェイスブックを創業したマーク・ザッカーバーグCEOで、新規株式公開(IPO)の影響により資産が81億ドル目減りしたため、ランキングは昨年の14位から今回は36位に低下した。
同ランキングによると、米国の富豪上位400人の平均純資産は過去最高の42億ドルに達し、総純資産は前年比13%増加して1兆7千億ドルとなり、米国の国内総生産(GDP)の8分の1に相当する数字となった。
富豪のうち3分の2が昨年より資産を増やした。同誌によると、これは米国のスーパー富豪と普通の富豪との間で拡大する冨の格差を反映するものであり、ここ数年、米国社会ではスーパー富豪の納税をめぐってさまざまな意見がぶつかり合っているという。