米国の金融大手バンクオブアメリカ・メリルリンチのオーストラリア支社のチーフエコノミストであるソウル・エスレク氏がこのほど、メディアの取材を受けた際、「中国経済にはハードランディングのリスクはない」と述べた。
エスレク氏は「同社の予測によると、2012年の中国国内総生産(GDP)の成長率は7.7%に、2013年の成長率は7.6%に達すると見込まれるため、景気が急に下落するリスクは存在していない」と述べた。一方で、「経済のソフトランディングを確保するため、中国の国有企業はより多くの利潤を中央政府に返し、個人支出を促すべきだ。また、中国の金融市場において、国有企業はより大きな役割を果たし、資本市場からより多くの資金を調達するべきだ」と提言した。
「中国国際放送局 日本語部」 2012年6月3日