資本流出は中国が近頃直面している重大リスクの1つだ。8月の外貨買取専用資金は前月比174億元減少し、減少幅は拡大傾向にある。データによると中国への海外直接投資(FDI)は昨年11月以降、5月に0.05%というわずかな増加が見られたのを除き、その他の月はいずれもマイナス成長となった。京華時報が報じた。
米連邦準備理事会(FRB)による量的緩和第3弾(QE3)の実施により、ここ1年間の短期資本の流出は短期資本の流入に転換する可能性があるが、これらの資本が最終的に中国に還流するかどうかは一概には言えない。
一方で、中長期的なスパンで見ると、国際資本流動に影響する主な要素は以下のような変化を呈しており、中国への国際資本流入は今後ますます減速するだろう。