中国国家統計局が27日発表したデータによると、1-8月、中国の一定規模以上工業企業(国有企業と売上高500万元以上の非国有企業)の利益が3兆597億元で、前年同期比3.1%減となり、減少幅が1―7月より0.4ポイント拡大した。8月単月の利益は3812億元で、同6.2%減となった。28日付中国証券報が伝えた。
データから現在中国工業企業の先行き見通しが依然楽観視できないものであることが示されている。専門家は、生産コストの上昇や、需要の不振、国際市場情勢の複雑化が工業企業の発展に影響を及ぼしており、中国企業は技術水準を高め、新興市場の開拓に力を入れることで困窮な局面からの脱却を図るべきだと指摘する。工業企業の利益減少状況はしばらく続くが、減少幅は縮小するだろうという。
「中国証券報」より 2012年9月28日